コンタクトレンズ

現在、1500万人を超えるコンタクトレンズ装用者がおり、コンタクトレンズは日常生活を営む上で切り離せない道具となっています。しかし、一方でコンタクトレンズによる眼障害も少なからず見受けられます。当院では、この便利な道具であるコンタクトレンズを患者様が末永く、安全に使えることを手助けできるように、コンタクトレンズに関する悩み・不安・不具合に対する相談、コンタクト作成前検査・安全に使って頂くための定期検査を行っています。


コンタクトレンズの種類


  • ハードコンタクトレンズ
  • ソフトコンタクトレンズ(1 day、2 week、長期)
  • 乱視用ハード・ソフトコンタクトレンズ
  • 遠近両用ハード・ソフトコンタクトレンズ
  • カラーコンタクトレンズ

ハードコンタクトレンズは、硬い素材で出来ているため装用時に違和感を覚えやすいですが、レンズと目の間に涙が供給され、目に酸素や栄養を供給しやすく目には安全です。ソフトコンタクトレンズは、柔らかい素材で出来ているため違和感は少ないですが、黒目にピッタリと付くため、まばたきによる酸素供給が難しく、また水分が蒸発してしまうため乾燥感が感じやすくなります。

ソフトコンタクトレンズの素材には大きく2つの素材があります。1つはシリコンハイドロゲル(シリコン)、もう1つはヒドロキシエチルメタクリレート(非シリコン)です。前者のシリコンは、非シリコンに比べ酸素透過性に優れており目に安全です。現在販売されているほとんどの2week使い捨てコンタクトレンズはこのシリコン素材で作られています。1day使い捨てコンタクトレンズに関しては、シリコン素材で作られたコンタクトレンズの種類はまだ少なく、価格も非シリコン素材の物に比べ高く設定されています。コンタクトレンズを購入される患者様の中には若い方も多く、安全性に関して分かっていても価格的に非シリコン素材を選ぶか方もいます。勿論、付け心地で非シリコンを選ぶ方もいます。当院では、安全性を第一に考えたコンタクトレンズの選択をするようにアドバイスをしています。また、当院で扱っているカラーコンタクトレンズは、アルコン社より発売されている「エアオプテイクスブライト/カラーズ」のみを薦めています。

 

「シリコンハイドロゲル」や「エアオプテイクスブライト/カラーズ」に関して、詳しくは下記ボタンを押して関連ページをご覧下さい。


コンタクトレンズ処方の手順

  1. 眼底検査を含め眼科一般検査を行い、アレルギー性結膜炎やドライアイを含め眼科疾患の有無をチェックします。
  2. 患者様の要望に合うコンタクトレンズを選び、トライアルレンズでのお試しをして頂きます。
  3. 装用練習をして頂きます。その後コンタクトレンズの指示箋をお渡しします。

ドライアイに関しては下記のボタンを押して関連ページをご覧下さい


コンタクトレンズ購入に関して

当院には併設のコンタクトレンズ販売店がありません。そのため、患者様の購入したいお店に当院で処方した指示箋を持って行き、希望のコンタクトレンズを購入して下さい。但し、当院の前にある「菜の花薬局」では、当院で推奨するコンタクトレンズを総て揃えています。当院前の「なの花薬局」では、患者様に安全なコンタクトレンズを選んで頂きたいという当院の主旨を理解して頂き、「シリコン素材」と「非シリコン素材」のコンタクトレンズの値段に大きな差が出ないように価格設定をして販売しています。