よく分かる・すぐ使える血液診療の実践 in 小樽

今回の勉強会では、血液のがんと言われている「白血病」、「悪性リンパ腫」、「多発性骨髄腫」についての講演がありました。

●「血液のがん」の初期症状として、白血病:全身の倦怠感、発熱、食欲低下、悪性リンパ腫:リンパ節の腫れ、白血病と同じような全身症状、多発性骨髄腫:腰痛、骨の痛み、が見られます。原因不明でこのような症状が見られたときは、かかりつけの内科の先生に相談して下さい。

急性白血病と慢性白血病では大きな違いがあります。急性白血病は癌細胞のみが増え正常細胞が少ないために感染症にかかりやすく緊急に治療が必要です。慢性白血病は癌細胞と共に正常細胞もある程度増えているため、急性白血病ほど緊急性はありません。

●小樽では小樽協会病院に血液疾患専門外来があります。当院では、血球系検査(白血球、赤血球、血小板など)で異常が見られたり、眼科検査で「血液のがん」に特徴的な像が見られたときは、血液内科専門の先生に紹介しております。

●眼科検査で「血液のがん」に特徴的な像に関しては、「目の病気」の中の書き加えるのでそちらもご覧下さい。