札幌眼科集談会

<前視野緑内障>

前視野緑内障とは、眼底検査では緑内障を疑う異常がありますが、視野検査では異常を認めない状態のことを言います。

●緑内障治療の目標は、寿命まで日常生活に支障がない視力・視野を守る事です。その為には出来るだけ早い状態で緑内障を見つけ、治療を開始する事が必要です。そういことで、前視野緑内障の状態で緑内障を見つける事が大切です。

●視野検査でハッキリとした異常が見られたときは、約7割の神経が何らかの影響を受けています。

●前視野緑内障の診断には光干渉断層計(OCT)が有用です。

 

<眼瞼けいれん>

●「けいれん」という病名がついているので、何となく「ピクピクする病気」と思われるでしょうが、必ずしもぴくぴくはしません。不要なまばたきが増える、自由に目を開けることができないことが「けいれん」の正体です。

●「眼瞼けいれん」の患者様の症状の訴えが「ドライアイ」の患者様の訴えとよく似ており、ドライアイと診断されている患者様の1~2割が眼瞼けいれんであったという報告もあります。

●眼瞼けいれんに関して詳しい情報を当ホームページの「目の病気」に書き加えるのでそちらを参照下さい。